Concept
敷地は南向きで東西方向に長く平静な住宅地の一角にある。施主とはステンドガラスの展示会をご縁に知り合った。 高齢者と同居のため、高齢者室のすぐそばにキッチンや水回りを置き、高齢者の生活動線が最短ですむように、また1階は廊下をなくし車椅子での移動もスムーズに出来るようにした。 LDK21帖と和室6帖を続けて使用すると27帖の空間となる。 リビングダイニングの上部には吹抜を設け、吹抜と連続した和室上部の中2階の位置に多目的ホールを設けた。 7.5帖の多目的ホールは子供のプレイルームとして、あるいはご主人の書斎コーナーに、雨の日は洗濯物干し場にとその時の用途に応じて多目的に使用できる。 このスペースは、LDK+アルファーの部分であるが、この空間が家族のコミュニケーションを取る上で重要な役目をしている。 子供は子供部屋に閉じこもることなく、多目的ホールで遊ぶことを意図し、親は子供の気配を感じながら暮らすことができる。
施主要望 将来車椅子使用 高齢者と同居 北欧風のデザインが好き ステンドガラスを飾りたい リビングに吹抜が欲しい
提案 1階は介護用車椅子対応 高齢者の生活動線を最短で 洋風のデザイン ステンドガラスをドアや壁に取り付ける リビング上部を吹抜にして中2階に多目的ホール
Works